005

ときどき仕事帰りなどに無性にたこ焼きが食べたくなることがありますが、なぜか駅から家までの間になぜかたこ焼き屋が一軒もなくその欲望を満たすことができませんでした。が、ついに近所に小さなたこ焼き屋がオープン!とても小さな店ですがこういう所こそ美味しいのです!

たこ焼き屋は、究極の「小規模事業者」だといえますが、そんな「小規模事業者」に対しても補助金制度と言うものはあるようです。長崎では、そのうちの「小規模事業者持続化補助金」の利用を促すセミナーが開かれ個別の相談会も催されたようです。

---☆---★---☆---★---☆---

この「小規模事業者持続化補助金」は、日本商工会議所が実施する補助金で、小規模事業者に対して販路開拓の取組や業務効率化の取組などについて50万円(補助率2/3)を上限に補助するものです。卸売・小売業の場合は常時使用する従業員が5人以下といった要件を満たしていることが必要です。

補助金の対象となる経費は13種類。たとえばたこ焼き屋が「買い物弱者向けにスマホやタブレット端末で注文を受け、たこ焼きを宅配する」新事業を始めるときに申請できる項目を洗い出してみると次のようになりそうです。

①機械装置等費 ・・・宅配状況を管理するための専用ソフトウェアの開発費
②広報費 ・・・宅配注文を受け付けるネットショップの構築費
③展示会出展費 ・・・年一回開催される「世界コナモン博」での新事業PR費
④旅費 ・・・「世界コナモン博」までの往復の旅費
⑤開発費 ・・・宅配しても冷めないたこ焼きパッケージの開発費
⑥資料購入費 ・・・ネットショップ運営のノウハウ本購入費
⑦雑役務費 ・・・近所の買い物弱者(お年寄り)向けに「スマホ・タブレットの使い方教室」を開く際の臨時講師費用
⑧借料 ・・・「スマホ・使い方教室」を開催する公民館の使用料
⑨専門家謝金 ・・・ネットショップ運営専門コンサルタントへの謝金
⑩専門家旅費 ・・・コンサルタント来訪時の旅費
⑪車両購入費 ・・・宅配用車両の購入費
⑫委託費 ・・・コンサルタントに市場調査を依頼するときの委託費
⑬外注費 ・・・大口注文向けに現地でたこ焼きを焼くサービスをするための車両改造外注費
※架空の展示会です。

---☆---★---☆---★---☆---

「たこ焼き屋普及推進委員会」のホームページによると、たこ焼き屋の開業資金は、個人で開業する場合最低200万円くらいだそうですから、50万円と言うのは結構大きな額です。利用しない手はなさそうです。

長崎経済新聞 11月28日(月)付 より
http://nagasaki.keizai.biz/headline/1320/