関西I(愛)ターン人間の備忘録

2017年12月中小企業診断士登録。現在は会社員としてネットショップ支援業務に従事。 横浜に生まれながら関西にルーツを持つ筆者が、地域の事業者と市民を元気にする情報を発信します。 現在は、東京都墨田区に在住。月一度、関西とを往復する日々を過ごしています。

2016年12月

008

みなさんは、クリスマスをどう過ごされましたでしょうか。私はこの3連休、大掃除と年賀状書きに追われクリスマスらしいことを何もしてなかったので、思い立って高槻教会のミサにお邪魔しました。高槻は戦国時代キリシタン大名だった高山右近が治めていた土地で高槻教会の中には彼の像が建てられています。彼は江戸時代に入ってキリシタン追放によりフィリピンへと渡りそこで生涯を閉じた波乱の人生を歩んだ武将です。

さて、キリスト生誕の地とされるベツレヘムでも盛大なミサが開かれたそうです。ベツレヘムは現在、パレスチナ自治区の中にあり、イスラム教徒やイスラエルのユダヤ教徒などが近接しあう複雑な地域です。また、近年ではイスラエルがベツレヘムの近くに入植地の建設をはじめ、国際的に大きな非難を受けていました。そうした中でもクリスマスを祝うミサを開くことができたのは、この地域の平和を維持するために意義あることだったのではないでしょうか。

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日本国憲法においては、「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」と無条件に信教の自由を保障しています。

信教の自由の保障は人権宣言の成立過程においても極めて重要な意義をもっており大日本帝国憲法においても信教の自由は存在していました。
しかし、大日本帝国憲法の下では「神社は宗教にあらず」という理屈から、とくに戦争へと突入する昭和期には国家神道体制の下、一部の宗教団体が弾圧を受けるなどこの保障は十分なものではありませんでした。

そうした反省を踏まえ、日本国憲法では無条件の保障を定めています。

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いろいろな考え方の人や情報が入り混じる現代において、それぞれの人の信教の在り方を尊重し保障することは、平和のための絶対条件であるといえそうです。

さて、2016年のブログの更新はこれでおしまいにしようと思います。
2017年が皆様にとって幸せな年でありますように。そして、世界が平和でありますように。

日本国憲法
第20条第1項
 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

朝日新聞 12月25日(日)付 より
http://www.asahi.com/articles/ASJDT24F8JDTUHBI004.html 

006

京都の駅ビルが、今のような近代的な建物になったのは私が学生のころだったように思えます。当時は「京都の古い街並みにそぐわない」といった批判の声も聞かれていたようですが、現在は京都の一つのシンボルともなっており多くの支持を得られているように思えます。

今年の大みそかには、「くるり」や「岡崎体育」といったメジャーミュージシャンを呼び「年越しライブ」を開くそうです。京都駅ビルは来年で20周年。「年越しライブ」はその周年事業の一環で、ほかにその後「イルミネーション」や「グルメフェア」といったイベントを開催する予定とのこと。

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こうした周年事業の目的は、まず一つには集客、販売促進の意味があります。「イルミネーション」や「グルメフェア」などは、普段はやらない規模でのイベント開催で多くの客の利用を促します。

しかし「年越しライブ」をやっている最中に空いている店は少ないと思われ、単に集客のために行っているというわけではなさそうです。また、「働くスタッフの写真をあしらった装飾」を20周年事業の一環として行う予定にしており、周年事業は単に集客のためだけに行っているのではなく、社員に向けたメッセージも込められているようです。

つまり、京都駅ビル開発(株)が掲げている「文化・情報を発信し、地域社会の発展に貢献」という企業理念を改めて確認するために大規模なライブイベントや、スタッフのモチベーションを高揚させる写真展示を行っているというのが真の狙いと言うことができます。

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会社が、5年、10年と続いていくというのはそれだけで大変なこと。やれることなら盛大に周年事業を行って社員を盛り上げ、次のステップに向かって勢いをつけたいものです。

(ちなみに、本日勤め先から50周年の記念冊子なるものが郵送されてきたのですが、冊子作るくらいなら正直「金一封」をくれた方が嬉しかったりするのが本音です・・・)

京都新聞 12月23日(金)付 より
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20161223000049 

015

九条ネギとは京野菜のひとつで昔、京都の九条近辺で栽培されていたためにこの名前が付いたそうです。一見他の青ネギとそう変わらないのですが、スーパーでは大体100円ばかり高い値段で売られています。京都では九条ネギを「おばんざい」にして出す居酒屋も多くみられます。

12月23日より京都の岡崎公園で「京野菜フェス」が開かれ、その中の恒例イベントとして「九条ネギラーメンバトル」が行われるそうです。京都のみならず、東大阪や宮崎など全国の有名ラーメン店が出店し売上や京野菜のPR度を競うイベントだそうです。

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「九条ネギラーメンバトル」は、少し高級なイメージがある京野菜としての「九条ネギ」に対し、「ラーメン」という庶民的な食べ物を題材とすることで、より「九条ネギ」ブランドの認知度のすそ野を広げる事に成功しているようです。

ブランドの認知を高め購買喚起をするためには、たとえば「ビールといえば〇〇」というようにカテゴリーと結びついた認知が必要です。

実は京都は、「天下一品」や「ラーメン横綱」の発祥の地でもありラーメンの味にこだわりのある人たちが多く住む場所でもあります。そんなラーメンにこだわりのあるターゲット層に対して、全国有名店の大将の腕を通じて「九条ネギ」のラーメンの具としての適性をPRするのが、このイベントの狙いと言えそうです。

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実際、私もラーメンに刻んだ九条ネギをたっぷりかけてみたところ、その甘みと粘りがラーメンの口当たりとマッチし、安いインスタントラーメンとは思えない美味いラーメンになっていました。

これまでのブランドイメージと少し違った分野でも、十分にその価値を発揮できるのならば、新たなブランド価値を形成すること可能になるといえそうです。

烏丸経済新聞 12月8日(木)付 より
http://karasuma.keizai.biz/headline/2714/ 

001

昨日は、後継者を見つけるにはどうするべきかというお話でしたが、世の中には「お客さん」だった人が後継者になってしまうという例があるようです。

加古川の居酒屋「君の名は」が開店したのは30年ほど前。初代の店主は加古川に知り合いもなく、来店するお客さんに「あなたの名前は」と必ず聞いていたのでこの店名になったのだそうです。自分も名前を名乗ってお客さんと身近な関係を築けるように心がけたとのこと。

そうこうしているうちに板前修業をしていた現在の店主がお客さんとして来店、先代と親しくなり遂には10年前に店を引き継いだと言うことのようです。

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人は、名前を教え合うことで親しさを増していくことができます。心理学の言葉ではこうした働きを「自己開示の返報性」と言うそうです。

また、自分の名前は雑踏の中で呼ばれても聞き取れるという「カクテルパーティ効果」があるとされ、名前を呼ばれることで「存在に対する承認」を得られると感じることができます。

こうした効果により、より「自己開示」が繰り返され親しみを増していくことができます。
加古川の「君の名は」では、名前を聞き、呼び合うことでお客さんとの距離が近くなり、ついには後継者まで探すことができたということが出来そうです。

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話しかけるときに人の名前を呼ぶ、出来そうでいてなかなか出来ないことですが、やはり効果抜群のようです。

加古川経済新聞 12月22日(木)付 より
http://kakogawa.keizai.biz/headline/322/ 

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