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一時期、ファッションにそれなりにお金をかけていた時代があり、ユナイテッドアローズは結構お世話になったブランドなのですが、最近はもっぱらユニクロやGUで済ませてしまっており、足が遠のいてしまっています。でも、当時買った服は結構お気に入りで長いこと着ています。

ユナイテッドアローズは、そんな自社ブランドの服を長く着ているユーザに対して、修理サービスを拡充する方針を打ち出しています。具体的には、東京都内に修理の拠点を新設、修理品を集約することによって物流の効率化を図るなどして、これまで1か月ほどかかっていた修理サービスを2週間程度にまで短縮するそうです。

そういえば、私の服もだいぶ着古してほつれなどが出てきているので、今度持って行ってみようかななんて思ってます。

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さて、なぜユナイテッドアローズは新品の衣料品を売るより、こうした修理サービスに力を入れているのでしょうか。

ひとつは、世界経済の先行き不安などから節約志向が高まっており、衣料品の販売環境が厳しくなってきていることが挙げられます。同社の商品は粗利益率は高いものの、店員サービスに力をいれるなどしているために販管費が高く売上の減少が利益に大きく影響を与えることになります。

加えて、商品の回転率もしまむらなどの低価格戦略をとる衣料品に比べるとよくはないため、サービス拡充により売上を確保する必要性があるものと考えられます。

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高級ブランドを扱う店舗は、アフターサービスが大事であるとよく言われますが、日々の売上確保という面からもそうであるといえそうです。

日本経済新聞 3月30日(木)付 朝刊より
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ13HN1_Z20C17A3TI5000/